学生の声

関わった患者さんはみんな好き!

関わった患者さんはみんな好き!

取材日: 2021年12月27日

在学生 作業療法学科

名前: 小松 凜香(4年)

  • 入学年:2018年
  • 出身高校:高知南高校
  • 部活: バスケットボール部

作業療法士を目指したきっかけ

小学生の時、父が怪我で入院しリハビリを受けてから、理学療法士になりたいと思うようになりました。自分で調べていくうちに、作業療法士という仕事を知り、土佐リハのオープンキャンパスで「自助具」を見せてもらったことで、疾患や障がいの異なる患者さんそれぞれに合った道具を作製するところに心を動かされ「一人ひとりに向き合っていけるところ」「より患者さんの生活に寄り添えるところ」がいいなと思って作業療法士になろうと決めました。

就職活動も勉強も支えがあってこそ

就活で志望した病院には、土佐リハを卒業した先輩が何人か就職していて、病院の雰囲気や働きやすさについて教えてもらうことができました。悩んでいる時には相談に乗ってくれたり、面接当日の朝には励ましのLINEをもらえて心強かったです。無事、その病院から内定をいただき今は国家試験合格を目指して勉強しています。ゼミごとに勉強しているんですけど、こんな風にみんなで勉強するのは学生のうちしかできないなと思います。クラスメイトに支えられてると感じるのと同時に、家族のおかげで毎日勉強に専念できているので、家族の有難みを感じています。
関わった患者さんはみんな好き!

自分たちで考えてできるイベントがたくさん

土佐リハには、かんきつ祭やスポーツ大会があります。コロナの影響で中止やオンラインになった時もありましたが、かんきつ祭は本当に楽しかった思い出です。それ以外にも自分たちでイベントを企画する機会が多く、私のクラスはテスト前後にケーキを食べたり、ハロウィンで仮装をしたりしていました。仲のいい子だけでなくクラスのみんなと話ができるようになったのは、こうしたイベントのお陰だと思います。
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実習での経験

3年の実習で担当したのは、リハビリが嫌でずっと怒っている患者さん。頭がよくて、あの手この手でリハビリに行かないようにしているんです。そこで、やりたいことを聞くと「絵手紙」と言うので、これは座位を保持するリハビリになると思い一緒に始めました。途中でこれもリハビリだと気づいて辞めてしまったのですが、私が完成させた絵手紙に「〇〇さんの笑ってる顔が好きです」と書いて読みあげると、「ありがとう」と笑ってくれました。すごく嬉しかったです。また、実習先では、自宅を再現したトレーニングのために段の高さに至るまで計測する作業療法士さんの姿に「かっこいいな、OT(作業療法)って面白いな」と感じたことを覚えています。就職までにトランスファー(移乗)の技術を完璧にしておきたいと思っていたので、4年次の実習では自分からお願いして、担当以外の患者さんもたくさん介助をさせてもらいました。期間は短かったのですが、実習指導者の先生に技術を教えていただき、自信をつけることができました。怒っている患者さんやなかなか話してくれない患者さんもいたけど、そういう人ほど時間をかけて、話してくれたり笑ってくれるようになった時、嬉しい気持ちになります。担当じゃなくても関わった患者さんはみんな好き!出会えてよかったなと思うようになりました。
関わった患者さんはみんな好き!