教員紹介 | 萩原 賢二

Teacher教員紹介

萩原 賢二

萩原 賢二

Kenji Hagihara

作業療法学科

作業療法学科 講師 / 作業療法士・修士(学術)

一言あいさつ
作業療法士は熱いですよ‼
皆さんの特技・趣味・経験を治療に活かせる仕事です。
たくさんのことを一緒に学び成長していきましょう‼
専門分野
身体障害(脳卒中・神経筋疾患)/ 老年期障害 / 精神障害 / 地域支援

研究テーマ

・精神疾患者における運動療法(BBAT:Basic Body Awareness Thnerapy)の臨床における有用性について
・統合失調症患者の歩行および身体機能の特徴について
・統合失調症患者の睡眠の特徴と心理的側面への影響について
・睡眠がメンタルヘルスと学生教育に及ぼす影響について

プロフィール

臨床場面では医療保険分野・介護保険分野において、回復期~生活期の患者様を担当。身体障害・発達障害・精神障害・老年期障害と幅広い領域の患者様を担当し、社会福祉法人にて重度知的障害者へのリハビリも兼任した経験を持つ。筋肉の収縮機能に着目した治療技術の研究を行う「日本マイオチューニングアプローチ学会」等に所属。統合失調症や不安障害・抑うつなどの精神疾患の方々に対する「自己身体への気づきが精神的安定につながる」という治療方法(BBAT:Basic Body Awareness Thnerapy)の効果について研究している。趣味は釣り・料理。

資格・受賞歴

■資格

・認知神経リハビリテーション学会 アドバンスコース修了
・高知県リハビリテーション職能三団体協議会 地域ケア個別会議・スキルアップ研修・模擬ケア会議研修 修了
・高知県リハビリテーション職能三団体協議会 介護予防推リーダー導入研修 修了

■受賞歴

・第30回四国作業療法学会:優秀賞(共同)

所属学会・団体

・(一社)日本作業療法士協会
・(一社)高知県作業療法士会
・日本認知神経リハビリテーション学会
・日本マイオチューニングアプローチ学会
・臨床精神科リハビリテーション研究会 

社会貢献・地域活動

・(一社)高知県作業療法士会 学術部部長(2021年4月~現在)
・大豊町主催 一般介護予防事業「短期集中型総合プログラム」 指導・助言者(2022年9月~現在)
・香南市地域ケア会議アドバイザー(2017年4月~現在)
・香南市通所介護施設連絡会 講師

萩原先生
からの
メッセージ

萩原先生
1.学生に一番伝えたい事
臨床現場で必要なことは「なぜ?」「どうして?」という視点・思考を持つことです。「なぜ上手に歩けないのかな?」「どうして一人で起き上がれないのかな?」など、ちょっとしたことでも疑問を持って関わっていくことが治療的介入として重要となります。普段の学校生活の中でも、少しのなぜ?どうして?と思うことから色々なことに興味を広げていってください。
2.医療系進学を目指す人へのメッセージ
作業療法(リハビリ)は病院・施設だけでなく、今後は地域社会での必要性がますます高くなる職業です。特に、作業療法には身体障害・精神障害・発達障害・老年期障害と様々な分野があり、体と心の両面にアプローチを行うことで、その人らしさ(生活の質)をより良くしていく専門職です。専門的な知識も必要ですが、自分の持っている特技・趣味活動も治療技術につながる点が作業療法の楽しさです。病気や障害を負っても、その人らしい生活が続けていける関わりが出来るように、一緒に勉強していきましょう!
3.萩原先生にとって作業療法士とは?
「一緒にいると楽しいし、頑張れると思ってもらえる存在。」
ある日、精神科の先生が「人の心を元気にするのは、やっぱり人(他者)の心です」と教えてくれました。自分の知識・技術だけでなく、声かけや関わり方を工夫することでも不安や痛みを緩和したり、生活に活力が持てたりと、対象者の笑顔を引き出す魅力が作業療法士にはあると思います。

活動実績・研究内容

■主な研究論文
統合失調症にみられるバランス能力の特徴

萩原賢二

作業療法ジャーナル第56巻5号 p423-424 2022年5月

統合失調症患者の足底圧力量割合-自己感と静的立位時の足底圧力量割合との関連性-

萩原賢二,稲富惇一,畑田早苗,箭野豊,桂雅俊,片岡聡子

高知県作業療法 第1巻1号 p55-60 2021年8月

■主な講演・学会発表
統合失調症患者への運動療法-Baisic Body Awareness Therapyの実践-

第26回四国作業慮法学会 2015年9月

統合失調症患者の歩行の特徴について-自己感と歩行能力・足底触圧覚との関連性-

第53回日本作業療法学会 2019年9月

統合失調症患者における姿勢制御能力の特徴および自己感との関連性について

第30回四国作業療法学会 2019年9月