教員紹介 | 稲富 惇一

Teacher教員紹介

稲富 惇一

稲富 惇一

Junichi Inatomi

作業療法学科

作業療法学科 講師 / 作業療法士・修士(医科学)

一言あいさつ
対象者の方の生活を考えて日々学んでいきましょう!
専門分野
脳卒中 / 小児

研究テーマ

(1)日常生活動作と姿勢制御
(2)運動学習
(3)脳卒中・脳性麻痺児に対する作業療法
(4)介護予防
(5)他職種・他業種連携

プロフィール

稲富先生

本校15期卒。子どもから大人まで幅広い年代の方にリハビリテーションを提供できるようになりたいという思いから、本校着任まで森之宮病院(大阪府)で勤務。専門は脳卒中と子ども関連(脳性麻痺・発達障害・発達性協調運動障害)でより良い作業療法提供のために臨床や研究に尽力している。また、子どもや高齢者を対象とした運動教室をオーテピア高知図書館や交通公園と共催にて実施しており、地域貢献活動も盛んに行っている。

資格・受賞歴

■資格

(1)認定作業療法士
(2)生活行為向上マネジメント指導者
(3)臨床実習指導者講習会修了
(4)福祉住環境コーディネーター2級
(5)防災士
(6)専修学校 認定准教員
(7)ボバース基礎講習会修了
(8)近代ボバース概念小児8週間講習会修了

■受賞歴

◎助成採択:2018年度生命(いのち)の基金,高齢者の骨折軽減を図るための転倒予防プログラム(助成額:600,000円)
◎助成採択:2020年度生命(いのち)の基金,不器用な子ども達の動作獲得に向けた包括的支援プログラム(助成額:500,000円)
◎優秀賞:第31回四国作業療法学会

所属学会・団体

(1)日本作業療法士協会
(2)高知県作業療法士会
(3)日本ボバース研究会

社会貢献・地域活動

【現在】
(1)一般社団法人高知県作業療法士会 理事(学術部)
(2)一般社団法人高知県作業療法士会 学会査読員
(3)一般社団法人高知県作業療法士会 現職者選択研修 MTDLP基礎研修 講師
(4)一般社団法人高知県作業療法士会 生活行為向上マネジメント実践者研修 講師
(5)SIG認定 高知リハビリテーション研究会Next Stage 共同代表
(6)CVA時期別OT研修会 知覚運動アプローチ編(高知会場) アシスタント
(7)中四国姿勢ADL研修会 講師 アシスタント

【過去】
◎地域活動:子ども・高齢者運動教室(オーテピア高知図書館 × 土佐リハビリテーションカレッジ)、高知ふくし機器展バリアフリーフェスティバル小児ブース、等
◎取材:高知さんさんテレビ「おうちde体操」、RKC高知放送自宅でできるリハビリテーション、高知の子育て応援ウェブメディア ココハレ『「うちの子、不器用?」「運動が苦手かも…」「発達を促す遊びは?」リハビリの専門家おすすめの本を紹介します。』、等
◎その他:高校生・中学生への職業講和、社会医療法人大道会 労働組合・互助会 副会長・会長、等

稲富先生
からの
メッセージ

稲富先生
1.学生に一番伝えたい事
仲間たちと共に学び・遊び・語り合う時間を大切にして下さい。作業療法士になる、という一つの目標に向かっていく学生時代の友人は何にも変えられない大切な存在です。その時間を積み重ねていく中で、友人のことはもちろん、自分自身も大事にしてほしいと思います。友人と自分を大事にできる人は、作業療法士になってからも、対象者の方の立場に立って物事を考えられる素敵な人材になると思います。
2.医療系進学を目指す人へのメッセージ
私たちを必要とされる方々は、心身に何らかの障がいを負い、何かしらの不安を抱えていらっしゃいます。それは対象者の方だけでなく、その御家族も同様です。対象者の方とその御家族が抱えている不安を少しでも減らせるように、相手の状態に合わせた言葉がけのできる医療者を目指してほしいと思います。
3.稲富先生にとって作業療法士とは?
対象者の方が「その人らしい生活」を営めるために、より良い方向へ援助できる専門職。作業療法士は、より良い方向へ援助するための手段として、心身面への介入や動作指導だけでなく、道具や器具・人・環境調整など様々な方法を考えます。様々な方法を提案できる仕事だからこそ、対象者の方に合わせた援助ができる素敵な仕事であると思っています。

活動実績・研究内容

■主な研究論文
The Importance of Motor Imagery Ability in Determining the Optimal Focus of Attention During Motor Practice ※以下直近3年分のみ記載

Inatomi Junichi, Kataoka Satoko, Hatada Sanae, Yano Yutaka, Hagihara Kenji, Katsura Masatoshi, Takebayashi Hideaki, Yamaguchi Masahiro

Asian Journal of Occupational Therapy 18(1) 173-180 2022年9月

脳卒中のバランス障害に対する作業療法

稲富惇一, 國友 晃, 中西健太, 沖田かおる, 片岡聡子, 山本伸一

作業療法ジャーナル 56(5) 396-401 2022年5月

コロナ禍における子ども運動教室の必要性

稲富惇一 , 桂雅俊, 畑田早苗, 片岡聡子, 甲藤梨彩

第31回四国作業療法学会 2022年2月

感覚障害へのリハビリテーション

稲富惇一, 畑田早苗, 箭野豊, 萩原賢二, 桂雅俊, 片岡聡子

高知県作業療法(1)37-42 2021年8月

図書館の特徴を活かした新しい介護予防教室の提案

稲富惇一, 桂雅俊, 渡邊家泰, 竹林秀晃, 石本恵理

第55回日本作業療法学会

退院後の生活を見据えた回復期脳卒中患者に対する生活行為向上マネジメントを用いた介入

稲富惇一, 畑田早苗, 箭野豊, 萩原賢二, 桂雅俊, 片岡聡子

土佐リハビリテーションジャーナル (12) 29 - 36 2020年12月

ダウン症児に対する環境調整と作業療法

岩井萌, 稲富惇一, 箭野豊

土佐リハビリテーションジャーナル (12) 23 - 28 2020年12月

運動イメージ評価JMIQ-RとMental rotation task の相関関係の有無について

稲富惇一, 畑田早苗, 箭野豊, 萩原賢二, 桂雅俊, 片岡聡子

土佐リハビリテーションジャーナル (12) 1 - 8 2020年12月

効果的な運動学習を促すFocus of Attentionの決定には運動イメージ能力の差異が指標となる.

稲富惇一, 箭野豊, 萩原賢二, 桂雅俊, 片岡聡子

第54回日本作業療法学会 2020年9月25日〜10月25日

作業療法士の治療効果提示と仮説提示は病棟協働の一助となり得る

稲富 惇一, 畑田 早苗, 萩原 賢二, 箭野 豊, 片岡 聡子

第16回高知県作業療法学会 2020年2月29日 ※新型コロナウイルスの関係で延期

注意の焦点化の違いは運動学習効果に差異を生じさせる~運動イメージ能力の差に着目して~

稲富 惇一, 片岡 聡子, 萩原 賢二, 箭野 豊, 山口 正洋

第30回四国作業療法学会 2019年9月28日~29日

性質の異なる運動イメージ評価の相関関係の有無について

稲富 惇一, 畑田 早苗, 萩原 賢二, 箭野 豊, 片岡 聡子

日本作業療法学会抄録集 53回 PP - 1E01 2019年9月

発達障害児を持つ保護者への子育て支援講座開催の効果

片岡 聡子, 箭野 豊, 萩原 賢二, 稲富 惇一, 畑田 早苗

日本作業療法学会抄録集 53回 OI - 4 2019年9月

統合失調症患者の歩行の特徴について 自己感と歩行能力・足底触圧覚の関連性

萩原 賢二, 畑田 早苗, 片岡 聡子, 箭野 豊, 稲富 惇一

日本作業療法学会抄録集 53回 OH - 4 2019年9月