この度、「生命(いのち)の基金」の助成事業に、本校教員3名の研究が採択されました。
「公益信託 高知新聞・高知放送生命(いのち)の基金」は、1989年の発足以来、
医療の充実や振興のための研究、難病や障害と闘う人の支援活動を助成するための基金として
高知県内の医療活動や研究を支えてきました。
今年は、過去最多45件の申請があり、採択された団体助成・研究助成は28件となっています。
3月27日(水)、高知県立県民文化ホールで行われた贈呈式には、助成が決定した3名の教員、
(竹林秀晃副校長、理学療法学科の渡邊家泰先生、作業療法学科の稲富惇一先生)が出席しました。
土佐リハでは、2021年(4名)、2022年(2名)、2023年(3名)に続き、4年連続での助成決定となりました。
また、今年は高知大学医学部附属病院の井津先生(本校14期卒)の研究も採択されています。
連年の助成決定には、研究への期待とこれまでの研究実績への評価が込められていると感じます。
たゆまぬ研究活動はスポーツ障害、認知的フレイル、脳卒中、
発達障害児や不器用な子どもへのアプローチなど、テーマや対象も多岐にわたり
社会の変化や課題にも対応した内容を含んでいます。
こうした研究は、本校教員のみならず、卒業生も積極的に取り組んでいるところです。
また、本校ではオーテピアでの高齢者転倒予防体験、子ども健康増進教室など
イベントを通した地域貢献活動も継続しています。
今年5月には、高知健康科学大学(4月開学)・土佐リハビリテーションカレッジとして
オーテピア高知図書館の共催で健康イベントを行う予定です。
4月の大学開学を機に、地域貢献や研究活動の機運も更に高まり
理学療法士・作業療法士として様々な場面で高知県の医療の発展、
県民の健康増進、健康社会の実現に寄与していく所存です。
研究一覧
◆竹林先生「人生の生きがい感とメンタルヘルスとの関係」
◆渡邊先生「高知県内の市民ランナーの体力向上に関わる要因分析」
◆稲富先生「肢体不自由児に対するデジタル機器を用いた運動教室」
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