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岡部先生が執筆した書籍『運動療法その前に!運動器の臨床解剖アトラス』が出版されました

2021.06.21

2021年4月、『運動療法その前に!運動器の臨床解剖アトラス』(医学書院)が出版されました。

この本は、徳島大学大学院口腔顎顔面形態学分野の前任教授である北村清一郎先生や現任の馬場麻人先生の元で科目等履修生として解剖に取り組んできたメンバーによって書かれており、本校理学療法学科の岡部孝生先生も、頭頸部と胸部の項で執筆を担当しています。

数ある解剖学書の中でも、実際の解剖写真をこれほど多く掲載しているものは少なく、さらに理学療法士や作業療法士が手掛けたものという点では希少な一冊と言えます。

また、同書には生体の超音波画像や治療場面の写真も多数掲載。本校所有の超音波画像診断装置(ACUSON P300:SIEMENS製)で撮影されたものも含まれています。

単に各部位の解剖写真が掲載されているだけでなく、「いわゆる“肩こり”を解剖する」、「股関節の屈曲可動域制限を解剖する」、「嚥下機能障害を解剖する」など、臨床で遭遇する代表的な症状について、その捉え方や治療の考え方を「解剖学的に」解説する形で書かれているため、まさにタイトル通り「運動療法その前に」手に取りたくなる一冊。

「一読いただくことで、理学療法や作業療法にとっての基礎医学(解剖学)の大切さを再認識してもらえると嬉しいです。」と、岡部先生は述べています。

本書は出版元の医学書院やAmazonなどから購入できます。

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