理学療法学科の奥田教宏先生が、このほど博士号を取得しました!
先生は、高知大学大学院 総合人間自然科学研究科医学専攻に在籍し、研究に打ち込んできました。博士論文のテーマは「Separation from a bonded partner alters neural response to inflammatory pain in monogamous rodents(パートナーとの別離は一夫一婦制げっ歯類において炎症性疼痛に対する神経反応を変化させる)」でした。
土佐リハの先生と大学院生との2足のわらじを見事に履きこなしてきた奥田先生は、多くの患者さまを悩ませる「疼痛」に興味を持ち、大学院へ入学。その後一貫して「疼痛」の研究に取り組んできました。2019年には、四国理学療法士学会 学会長賞を受賞するなど、輝かしい成果をおさめています。
温厚な先生は、普段学生に囲まれていることが多いです。学校業務の傍ら、院生として研究にも打ち込む姿は、将来理学療法士の後輩となる学生達のお手本でもありました。
博士号の授与式は、3月23日に行われました。研究を指導して下さった高知大学大学院の大迫洋治先生と奥田先生の写真は、お二人の晴れやかな表情が印象的です。奥田先生に博士号取得の感想を尋ねると「充実した大学院生活でした。自分で自分の成長が実感できたことが一番の収穫です。進学して本当に良かったです。」と返答がありました。
(※大迫先生は、土佐リハの非常勤講師も務めて下さっています。)
論文は雑誌「Behavioural Brain Research」に掲載されました。げっ歯類(ラット)を対象に、心理社会的ストレスが痛みを増減させる可能性について研究した成果がまとめられています。
奥田先生は、引き続き大学と共同研究を進めていく予定です。今後の更なる活躍が期待されます‼
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