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オーテピアで高齢者向け健康イベントを開催しました

2022.09.20

9月11日(日)オーテピア高知図書館で高齢者向けのイベント『こけないために脳と体を鍛えよう』を開催しました。

土佐リハでは、イベント後も図書館を活用することで情報や知識を更新し、継続的に健康への意識を高めてもらおうと、書籍紹介を併せたイベントをオーテピアさんと共同開催しています。(2020年「転倒を予防するリハビリ体験」・2021年「測ってみよう元気力!子ども健康増進教室」)

今回は高齢者が対象。本校作業療法学科の桂先生が「フレイル予防※1」に重点を置いて講義を行いました。

「健康長寿のためには『運動』『栄養』『社会参加』が大切。今日こうして図書館に来たことだけでもフレイル予防になっています」と、桂先生。資料に目を通しメモを取る姿から、参加された方の健康意識の高さが伺えます。

 

イベントでは本校理学療法学科と作業療法学科の2年生もスタッフを務め、参加された方には3種類の測定とリハビリ体験をしていただきました。

▶測定

転倒予防のために大切なバランス、筋力、注意力を測定。各年齢での平均値を提示し、参考にしていただきました。

 

▶リハビリ体験

体幹や下半身の筋力を鍛える運動と、コグニサイズ※2 を行いました。「〇〇しながら✕✕する」といった二重課題を行うコグニサイズでは「足踏み+しりとり」に挑戦。しりとりの難易度を変えながら、より脳を鍛えるトレーニングを実施しました。

 

また、司書さんによる図書館活用方法の紹介や、高知市健康福祉部高齢者支援課の保健師さんによる「地域包括支援センター」についての案内があり、休憩中、展示されている書籍を手に取る参加者の様子も見られました。

 

スタッフとして参加した学生は高齢者の方に測定を行うのは初めて。オープンキャンパスとは違う状況、対象者に緊張しながらも、しっかり説明し記録を取るなど自分の役割を果たしていました。

また、他職種の方と連携することや医療機関以外の健康・福祉に関わる仕事について見識を深めることができ貴重な経験となりました。

帰り際「頑張ってね!」と声を掛けてくださる方も。実習を控える学生にとって大きな励みになるはずです。

「楽しかった、ありがとう」「大変参考になりました」とのお声もいただきました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

今後も本校では「地域還元のリハビリテーション」を心がけ、地域の皆さまの健康増進に役立つイベントを行って参ります。

 

※1フレイル:要介護の前段階「加齢に伴う身体的・精神的な衰え、社会との繋がりが減少した状態」を指す

※2:コグニサイズ:運動と認知課題(計算、しりとりなど)を組み合わせたもの。認知機能の改善、認知症予防を目的とする

 

※イベントの最中や前後には手指や測定器具などの消毒をこまめに行い感染対策に努めました。

※写真の掲載は参加者の了承を得ています。

 

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