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3年生が関節可動域トレーニングを学びました

2022.07.17

関節可動域障害のトレーニングは、理学療法士が提供する運動療法の種類の中で最も頻度が高いトレーニングです。

理学療法学科3年生は、このほど、大畑剛先生(愛宕病院リハビリテーション部部長・高知県理学療法士協会副会長)から、関節可動域障害のトレーニングを学びました。

不良姿勢も関節可動域障害の一因です。今回は「スマホ巻き肩」を取り上げました。

肩の動きの土台は肩甲骨です。肩甲骨の歪みを診るポイントを確認した後、正しい位置に戻す実技に取り組みました。

 

また、関節可動域の低下に関与する筋肉について、大畑先生が臨床で実際に用いているストレッチ手技を教えて下さいました。

大胸筋(胸の前面にある、腕を身体の内側へ引き寄せる筋)のストレッチでは、患者役になった学生が「腕がちぎれます、ちぎれます‼」と叫んでいました。学生は体験後、「先生の手技では、一旦筋が伸びきった後、更にまた先までグーっと伸びていきました。びっくりしました!」と興奮ぎみに話していました。

大畑先生は、どのような手技でも「手先だけの治療は駄目。自分自身が3Dで動くこと。身体全体の使い方、それから患者さんがいるベッドの使い方も大切に!」と繰り返し強調していました。

実技の間、「先生、教えて下さい!」「こちらにもお願いします!」と先生を呼ぶ声があちこちから上がりました。柔らかい物腰と即効性のある治療で、大畑先生は終始引っ張りだこでした。

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