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地元老人会の皆さんとの交流授業

2022.07.21

本校の特色のひとつに「地域還元のリハビリテーション」があります。

学んだ専門知識を授業やイベントなどを通じて地域のために役立てようという理念です。

今年度、3年理学療法学科では授業の一環として高須老人会の皆さんをお招きし、3回にわたってそれぞれ異なるテーマで、ミニレクチャーと体操、測定、レクリエーションを行いました。レクリエーションの内容や、みんなが楽しめるようなルール作りは学生が主体になって決定し、当日の進行も学生が務めました。

 

▼転倒予防(第1回)

初回は転倒予防がテーマ。ミニレクチャーの後、みんなで体操をして体をほぐします。

血圧と脈拍を測定した後は膝関節の筋力測定を行いました。

 

▼サルコペニア予防(第2回)

2回目はサルコペニア予防※がテーマ。筋肉量や筋力の衰えをチェック。「全身あっち向いてほいっ!」「輪投げだぞぉ~」など、ユニークなゲームで全身を使ったレクリエーションを行いました。老人会の皆さんと学生がペアになって挑戦した輪投げでは、学生のキャッチが成功すると大いに盛り上がりました。

※サルコペニア…加齢によって筋肉量が減少、筋力が低下すること

 

▼認知症予防(第3回)

最終回のテーマは認知症予防で、運動と認知課題を同時に行う「コグニサイズ」を体験していただきました。頭と体を使うデュアルタスクは脳を活性化させます。

この回では授業を担当する近藤先生のチューターに所属する1年生も参加し、老人会の皆さんと話をしたり一緒にゲームを行いました。1年生は緊張気味の様子でしたが、3年生の姿を見たり、自分たちも輪に加わることによって刺激を得たのではないでしょうか。

 

また、高須老人会さんからは、毎回、交流会終了後に手作りのプレゼントをいただきました。皆さんのお心遣いに感謝です。学生たちも喜んでいました。

 

今回、地域の皆さんと交流したことで多くのことを学ばせていただくことができました。実習以外でこうして学外の方と関われる機会は非常に貴重なものです。コロナ禍に突入したタイミングで入学し、学内外で交流する機会に制限が多かった3年生にとっては本当に貴重なひと時となりました。

これまで本校では、授業で地域の体操教室にお邪魔するだけでなく、「注文をまちがえるリストランテ」「測ってみよう元気力!子ども健康増進教室」「転倒を予防するリハビリ体験」などのイベントを行ってまいりました。

今後も、授業やイベントを通して自分たちの持てる知識や技術を高知県や県内市町村のために活かしていきたいと考えています。健康に関するイベントや講演等、本校にできることがあれば、ぜひお声掛けください。

 

※感染対策および熱中症予防等に注意し、適宜水分を摂りながら行いました。

 

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