12月、理学療法学科の3年生は近森病院理学療法士の田中健太郎先生を講師にお迎えして、痰の吸引について学びました。
痰の吸引は口や鼻からカテーテルを挿入し行う医療行為。
吸引する箇所が見えない分、慎重に行う必要があります。
田中先生は吸引の重要性や手順などについて説明した後、実際にデモンストレーションを見せてくださいました。
・適切な器具を選び、圧を調整すること
・器具を汚染しないよう扱うこと
・吸引前に必ず患者さまに声を掛けること
・患者さまに負担を掛けないように、挿入はゆっくりと、吸引時間は短く
・吸引後には、痰が取れたか出血がないか確認すること
など、吸引行為だけでなくその前後にも注意が必要です。
学生たちは「難しい」「見えないから怖い」と口にしながらも、初めて教わる吸引行為をしっかりと学んでいました。
また、田中先生は「自分自身を守ることも医療職として大切」と、近森病院での様子も交えて感染予防対策の徹底を呼びかけました。
病院・施設での臨床実習を控えた3年生にとっては、現場の様子を感じ取れる貴重な機会となりました。
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