教員紹介 | 箭野 豊

Teacher教員紹介

箭野 豊

箭野 豊

Yutaka Yano

作業療法学科

作業療法学科 講師 / 作業療法士・修士(医科学)

専門分野
中枢神経障害(脳卒中) / 発達障害 / 食事/嗅覚/上肢機能/筋電(生体信号)

研究テーマ

(1)中枢神経系疾患に対する活動分析アプローチの有効性について
(2)嗅覚刺激が身体反応に及ぼす影響について

プロフィール

箭野先生

土佐リハ3期卒。山梨県・愛媛県で約16年半の病院勤務の後、本校に着任。急性期から回復期リハビリテーション病棟で勤め、脳卒中患者様の発症から在宅まで、また脳性麻痺(まひ)の小児に対する治療にも携わり、リハビリテーション部門の役職員として理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の教育・指導に取り組んだ経験を持つ。大学院(医科学修士課程)では「嗅覚刺激が身体機能に与える影響」について研究。作業療法で観察される患者様の変化を科学的に考察する活動をしている。

所属学会・団体

(1)活動分析研究会 臨床研究委員
(2)四国環境適応講習会 講師
(3)CVA時期別OT研修会 高知会場講師兼事務局長
(4)日本作業療法士協会
(5)高知県作業療法士会

箭野先生
からの
メッセージ

箭野先生
1.学生に一番伝えたい事は何ですか?
リハビリテーションに取り組む患者様、そして作業療法士は、よくなりたいという「希望」をもって一緒に取り組みます。その治療過程における作業療法の魅力、身体のメカニズムの豊かさ、回復の可能性を伝えたいです。
2.医療系進学を目指す人へのメッセージをお願いします。
「病気になった人のからだを良くしたい。そして、人に寄り添い、人のためになる仕事がしたい!」と思う人は、作業療法士を目指してください。そして、作業療法士になって、患者様の変化を是非、経験してもらいたいです。
3.箭野先生にとって作業療法士とは?
「諦めない心と行動力で、人の可能性を引き出す医療職」
これが作業療法士だと思います。専門職として知識・技術も大事ですが、相手の立場に立ち、人の意見や考えを素直に受け止め行動できる事が、医療職にとって大切だと思います。

活動実績・研究内容

■主な研究論文
Olfactory Stimulation with Japanese Soy Sauce Improves Upper Limb Performance

Yutaka Yano, Yoshihiro Murata, Mutsuo Taniguchi, Fumino Okutani, Masahiro Yamaguchi, Hideto Kaba

https://doi.org/10.1155/2019/2748721 2019年10月1日

環境適応 実践実技ノート 中枢神経系障害への知覚探索アプローチ

髙橋栄子(編著),柏木正好 他 分担執筆 箭野豊「食行動にける嗅覚情報」「Activity」

令和2年12月25日

臨床OT-ROM治療 運動・解剖学の基本的理解から介入ポイント・実技・症例への展開

山本伸一(編著)他 分担執筆 片岡聡子,箭野豊「第Ⅱ部 上肢・体幹の構造とROM治療 1.肩甲帯-肩関節」

平成25年5月15日

重度障害者への活動分析アプローチ(上)基本的介入のあり方から治療展開へ

山本伸一(編著)他 分担執筆 箭野豊「第Ⅱ章 臥床傾向に対する具体的アプローチ 1.関節モビライゼーション&促通-上肢」

平成25年5月24日

Effect of food odor on the improvement of upper limb motor function.

箭野豊,村田芳博,谷口睦男,奥谷文乃,椛秀人,宮田剛,山口正洋

2019年度日本味と匂学会第53回大会 ポスター発表 2019年9月17日

醤油の匂いは上肢運動筋のα帯筋間コヒーレンスを高める

箭野豊, 稲富惇一, 宮田剛, 村田芳博, 谷口睦男, 奥谷文乃, 椛秀人, 山口正洋

第74回日本生理学会中国四国地方会(口述) 2022年11月6日