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箭野先生が執筆した書籍『環境適応 実践実技ノート』が出版されました

2021.01.20

2020年12月、『環境適応 実践実技ノート―中枢神経系障害への知覚探索アプローチ』が出版されました。

この本は「環境適応講習会」で提案している実技をまとめた1冊で、本校作業療法学科の箭野豊先生も執筆を担当しています。

箭野先生は、土佐リハ在学中の臨床実習で柏木正好氏(講習会代表・現:柏塾塾長)の「環境適応」に基づいた治療に感銘を受け、「この治療技術を身につけたい!」と、山梨県の富士温泉病院に就職し、21年間、環境適応講習会に携わってきました。

講習会は、現在北海道から沖縄県まで全国19の都道府県で開催されるほどの広がりを見せています。

柏木氏は医療現場に立つリハビリテーションの専門家として、片麻痺者の本質的な問題は何か、そして、セラピストが具体的に実践すべき項目は何か、を問い続けてきました。

その内容を「平面適応・移動空間」、「洗体・更衣」、「アクティビティ(Activity)」、「食事」のテーマに分け、講習会の全国各支部長と講師陣が取りまとめたのがこの本になります。

箭野先生は「Activity」と「食事」の2編を分筆担当。食事では、先生が研究で取り組んでいる「嗅覚」関連のトピックスを食事の問題解決の一助として考察しています。

また、土佐リハ3期卒の藤本弾氏(総合病院回生病院:四国環境適応講習会講師)もActivityにて分筆担当されています。

「本書が皆さんの日々の問題解決のための「いとぐち」になること、臨床の対象者さんの治療の一助になることを心から願っています。」と、箭野先生は述べています。

本書はAmazonや出版元の三輪書店などで購入できます。

 

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