12月、2年生は初めての実習となる学外施設での「評価実習」を行い、先日その「成果報告会」が終了しました。
今回の実習は「評価」の実施に重点を置いたもので、症状や障害の程度、また心身の状態を観察・評価することが主となります。
例年であれば2週間、学外施設で受講する予定だった評価実習も、今年度は新型コロナ対応として学外施設での実習が1週間、残りの1週間は学内での実習となりました。
学外での実習期間終了後、作業療法学科では、学内実習として、自分が接した患者さんの情報を元に担当教員の指導を受けながら実習の振り返りを行いました。
また、理学療法学科ではスマホで録画を行い、自分たちの実技の様子を確認しながら研鑽に励んでいました。
「成果報告会」では、各自が経験した実習について資料にまとめ発表を行います。
全員が発表者と司会進行にあたる座長を務める本格的なプレゼンテーションとなります。
聴講者した学生からは、症状や薬、評価の項目について、また対象者のモチベーション向上のために取り組んだことは何か、など活発な質問が飛びました。
教員からは発表やレジュメについて厳しい指摘がある一方、学生の考察や立案したプログラムの質を評価する声も。
3年次以降の臨床実習を見据えたアドバイスには、発表者も聴講者もしっかりとメモを取る姿が見られました。
短い期間ではありましたが、現場の空気を体感することで学校では得られない発見があり、自分の将来が具体化したのではないでしょうか。
個人の経験は1つでも、それを共有することでセラピストとしての幅が広がります。
コロナ禍で大変厳しい状況の中、本校学生を受け入れてくださった実習先の皆さまありがとうございました。
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