兵庫県にある前田クリニック（丹波市）は、20年近く整形外科の専門医として地域に根差し、通所リハビリテーションにも尽力されてきた病院です。

この度、前田啓志院長から本校・理学療法学科の岡部先生に依頼があり、岡部先生は７月から院内勉強会の講師を務めています。体表解剖が専門の岡部先生は、その手技を学生教育だけでなく、現役セラピストにも伝えるセミナーを数多く開催してきました。勉強会は、体表解剖とその臨床応用についての実技指導が主な内容です。

11月、第３回目の勉強会が開催され、膝部の体表解剖をレクチャーしました。

受講した院内スタッフからの評判は上々で、来年１月～３月の追加開催も決定しています。

体表解剖（視察・触察）は症状の原因究明、ひいては治療効果にも繋がる、最も重要で基本的な技術です。「このスキルを現場に浸透させたい」と前田院長。「少しでも現場の臨床力向上を図れたら」と岡部先生。

臨床現場との架け橋になりたい、全ての療法士が正確に体表解剖を行えるように技術を伝えたいとの思いで、岡部先生は精力的に活動しています。

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