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令和4年度卒業式を執り行いました(式典編)

2023.03.11

3月4日(土)、土佐リハビリテーションカレッジ27期生の卒業式が挙行されました。

入場前に行われた最後のホームルームでは、各学科の教員一人ひとりが卒業生に向けてメッセージを送りました。4年間を共にしてきた担任の目には光るものがあります。

会場内の参加者を制限し、在学生等にはライブ配信で様子を届けるハイブリッド形式だったこれまでと異なり、今年は4年ぶりに完全対面、在学生も揃っての式典となりました。会場には保護者の方や後輩たちの拍手が響き渡り、卒業生を盛大に迎えます。

卒業証書授与では、晴れ姿とともにその表情をしっかり見ることができました。

続いて、優秀学生表彰が行われ「日本理学療法士協会学業優秀賞」「日本作業療法士協会優秀学生賞」各1名と、「全国リハビリテーション学校協会優秀賞」2名の、計4名が表彰を受けました。

校長告示では、コロナ禍で窮屈な学生生活を余儀なくされた卒業生を気遣うとともに、この4年間での大きな出来事としてコロナとウクライナ紛争を挙げ、「リハビリテーションの発展は何時の時代も戦争とともにある。今回の感染症も紛争も私たちの職業と無関係ではない。そして、この2つはグローバル化と切り離せない。皆さんが活躍する時代はグローバル社会を加速させる情報化社会の激動の時代です。どうかグローバルな時代をリードするセラピストとして、情報化社会の申し子として、そして何より心あるセラピストとして活躍してほしい」と述べました。

在学生の送辞に続き、卒業生代表が謝辞を述べ、新型コロナの影響で自宅学習やリモート授業となった際には、早くみんなと授業を受けたいと切望する日々で、学校が大切な場所だと実感したことを明かしました。

臨床実習のエピソードでは、実習最終日に「いつも弱音を聞いてくれてありがとう」と患者さまから声をかけられたことで、患者さまにとって、一瞬一瞬を支えるコミュニケーションが明日を生きる希望につながっていることを学んだと述べました。また、4年間を支えてくれた家族に向けて、声を詰まらせながら感謝の思いとともに「新たな一歩を踏み出す私たちを見ていてください」と力強く口にしました。

大きな拍手と紙吹雪に包まれ、卒業生は会場を後にしました。

27期生はコロナ前の本校を知る最後の世代です。4年間の土佐リハ生活で楽しみも苦しみも経験し、努力を重ねてきた卒業生の未来が希望と誇りに満ちたものでありますように。

※マスクの着用については、文科省の考え方(2月10日発出)に沿い卒業生は任意としました。また、会場は常時換気を行いました。

 

―感謝を伝える会へ続く―

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