コロナ禍の影響を受け、理学療法学科4年生は8月に入り、病院実習グループと学内実習グループに分かれて学習しています。
学内実習グループの学生たちは、このほど、田中整形外科病院の「星先生」から大腿骨近位部骨折について授業を受けました。星先生は土佐リハ10期卒業生です。障害者スポーツの分野でも活躍をしています。
初めに基礎知識を確認した後、「転倒が原因で骨折した90代の方」を想定して症例検討をしました。学生たちは数人ごとの班に分かれ、評価や治療について、症例に適した項目を考えました。
治療アプローチでは、班の代表者が皆の前で具体的な方法を実演しました。
星先生からは「再転倒予防の視点を大切に」とアドバイスがありました。
授業を受けた4年生も先月まで病院実習をしていました。卒後の臨床業務が現実味を帯びてきたこともあり、4年生は班ごとの話し合いに熱心に取り組んでいました。
実際の高齢の患者さんには円背や関節拘縮があります。身体の構築上の変化を踏まえた評価のコツについて、4年生から星先生へ質問がありました。
4年生はクラスの友達と久しぶりに一緒に学習をしています。熱心な取り組みもさることながら、友達と楽しそうに会話をしている様子が印象的でした。
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