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日常生活活動学でシーティングを学びました

2021.11.15

2年作業療法学科では、南松山病院土居道康技師長を講師にお迎えし、シーティング※の講義を受けました。

生活する上で姿勢はとても重要で、適切な姿勢を取ることはQOL(=生活の質)の向上にもつながります。

講義では、車椅子はもちろんゲーミングチェアや飛行機の座席など、さまざまな椅子の例とともにその特徴や用途を紹介、誤嚥のメカニズムやリスクなど、姿勢と食事の関係についても学びました。

学生たちは姿勢を保つ際の個人差や、微妙な調整で身体の状態が変わることを体感しました。体の角度が少し変わるだけで恐怖心を感じたり、腕のポジショニングを変えるだけで安心感を抱いたりします。

また、土居先生は海外のリハビリテーションやセラピスト事情についても教えてくださり、文化や福祉環境、道具の発達や充実など、日本との違いを知ることのできる貴重な授業となりました。

※シーティング…椅子や車椅子で生活する人に対して、機器の調整等を行うことで適切な姿勢を実現すること。使用者に合わせて車椅子を調整・適合させることやクッションを使用して調整することで、褥瘡(床ずれ)の予防が期待できる。

 

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