「主体感を取り戻すリハビリとは?」―理学療法学科4年生はこのほど、愛宕病院脳神経センターの沖田先生から、脳卒中リハビリテーションについて講義を受けました。
自分の思い通りに動いていたはずの身体が思い通りに動かなくなった時、人は自分の身体が自分のものではないように感じます(「身体主体感がない」「身体所有感がない」などと言います)。
脳卒中患者さんは、ある時突然脳卒中発作に見舞われ、その瞬間を境に主体感のなくなった身体を操ることになります。
混乱した日々を過ごす患者さんが主体感を取り戻すまで、理学療法士は患者さんとどう向き合い、治療を進めるべきか、沖田先生は最新の知見を紹介しながら授業を進めて下さいました。
講義中先生は、何度か学生にグループでディスカッションをするよう促しました。ディスカッションの後には「患者さんが何を感じながら自分の身体を動かしているか、確かめて下さい。」「患者さんが運動学習のどの地点にいるか、治療者としていつも意識して下さい。」と、アドバイスを下さいました。
難しいテーマでのディスカッションもありましたが、学生は「楽しかったです!臨床が楽しみです!」と話していました。脳卒中リハの専門性に興味が高まったようです。
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