9月21日(木)のいちふれあいセンターで行われた「令和5年度自主運動グループ研修会」に本校学生・教員が参加し、香南市内の各地区で活動しているグループの代表者に対して、グループや自宅で生かせる取り組みをレクチャーをさせていただきました。
この日の参加者は60代~80代の方、約30名。地域包括支援センターさんから依頼を受け、本校からは、理学療法学科の3年生と2年生、計13名の有志で参加しました。
講義は本校・理学療法学科の近藤先生が担当し、身体機能や認知機能を把握する測定や体力向上に繋がる運動では学生がスタッフを務めました。
▼講義(フレイル予防※について)
近藤先生は、フレイル予防のためのキーワードとして「運動、栄養、社会参加」の3つを挙げ、「まず座りっぱなし(座位行動)を減らしてみましょう」と呼びかけました。
▼測定(二重課題、片足立ち、握力など)
参加者全員に対して、4つの項目を測定させていただきました。
▼運動体験
椅子に座ったままでもできる筋トレや、体と頭を同時に使うコグニサイズを紹介し、みんなで実践しました。運動の継続は記憶力の向上や海馬委縮度の抑制にも繋がります。
2年生は3年生に倣って、参加者の方に声を掛けたり、3年生をサポートしていました。一方の3年生はオープンキャンパスや高須老人会さんとの交流授業の経験があり、慣れた様子で会話が弾んでいます。コロナ前のような賑わいが戻っていました。
▼事前の打合せ
本番の約2週間前、3年生は打合せと本番環境を想定した測定のリハーサルを行っていました。説明の仕方や役割分担など、本番に向けて確認していました。
参加した学生たちは、今後の臨床実習や就職後に生かせる経験をひとつ積み重ねました。こうした活動が学生自身の成長にも繋がり、地域活性化の一端を担うことにもなります。今後も定期的に継続していきたいと思います。
※フレイル:要介護の前段階「加齢に伴う身体的・精神的な衰え、社会との繋がりが減少した状態」を指す
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