教員紹介 | 片岡 聡子

Teacher教員紹介

片岡 聡子

片岡 聡子

Satoko Kataoka

作業療法学科

作業療法学科長 / 作業療法士・修士(保健学)

一言あいさつ
土佐リハでは、専門性と人間性の両軸の成長を目指した作業療法教育を実践しています。対象者のためになれるよう、ともに学んでいきましょう!
専門分野
脳卒中 / 発達障害 / 視覚障害 / 作業療法士教育

研究テーマ

(1)脳血管障害者に対するactivityを用いた治療効果
(2)作業療法士の生涯教育について
(3)発達障害および境界知能に対する作業療法

プロフィール

片岡先生

アパレルで勤務していた際、障がい者の方と接したことをきっかけに作業療法士を志す。「脳血管障害」に特化した研究会に所属。各種研修会での講師活動、作業療法関連書籍の執筆など積極的な学術活動を展開。また、これからの社会に求められる人材や概念についても追求し、変化の多い時代に適応できるジェネラリストとしての作業療法士の育成や、作業療法士の働き方、キャリア形成、ワークライフバランスについても感心が高い。

資格・受賞歴

■資格

(1)日本作業療法士協会 臨床実習指導者
(2)福祉住環境コーディネーター2級

■受賞歴

第30回四国作業療法学会 優秀賞「育児中の作業療法士の生涯学習の現状と課題」

所属学会・団体

(1)日本作業療法士協会
(2)高知県作業療法士会
(3)CVA時期別OT研究会
(4)日本COG-TR学会
(5)活動分析研究会 高知県代表
(6)日本ボバース研究会

社会貢献・地域活動

(1)日本作業療法士協会 倫理委員会 委員(2021年6月~現在)
(2)高知県作業療法士会 特設委員会 臨床実習指導者養成委員会 委員長(2019年)
(3)高知県作業療法士会 生涯教育部 臨床実習指導者養成班(2020年~現在)
(4)学術誌「作業療法」査読者(2021年4月~現在)
(5)作業療法ジャーナル 編集同人(2019年~現在)
(6)学術誌「高知県作業療法」査読委員(2021年~現在)
(7)高知県立盲学校 外部専門家活用事業「合理的配慮充実事業」参画(2019年~現在)
(8)高知新聞・高知放送「生命(いのち)の基金」助成事業「発達障害児の保護者のための体験型支援プログラム」主催(2018,4・6・8月)

片岡先生
からの
メッセージ

片岡先生
1.学生に一番伝えたい事
「ともに学びあう仲間は、一生の宝」
作業療法士は資格取得に向けて、また取得後も生涯勉強を続けていける職種です。時にはそれが苦しい時もあるでしょう。一人では乗り越えられないことも仲間となら楽しく乗り越えられる、続けられるものです。私自身、学生時代も作業療法士になってからも多くの素晴らしい仲間と出会い、支えられてきたという実感があります。だからこそ、皆さんにも伝えたい言葉です。学生生活の苦楽を共にし、いま隣にいる仲間を大切にしてください。心を開き、思いや考えをぶつけ合い、受け止めあうことで仲間になっていきます。
2.医療系進学を目指す人へのメッセージ
作業療法対象者は、心身ともに傷ついていることが多いです。自分や自分の家族がこのような状況になった時、どんな作業療法士に身を預けたいですか?理想の作業療法士像を思い描き、一緒に学びましょう。
3.片岡先生にとって作業療法士とは?
「知性・人間性・技術力のバランスのとれた人」
対象者に臨むにあたって、この3つの要素すべてが大切です。この3つをより大きく深く、そしてバランスよく成長し続けられる仕事が、作業療法士の仕事です。チャレンジすることが多いからこそ面白い仕事だと思います。

活動実績・研究内容

■主な研究論文
育児中の作業療法士の生涯学習の実態と課題に関する調査

片岡聡子, 畑田早苗, 宮本謙三

作業療法 38(3) 285 - 293 2019年

発達障害児を持つ保護者への子育て支援講座開催の効果

片岡 聡子, 箭野 豊, 萩原 賢二, 稲富 惇一, 畑田 早苗

日本作業療法学会抄録集 53回 OI - 4 2019年9月

脳卒中×臨床OT -「今」,リハ効果を引き出す具体的実践ポイントー

山本伸一(編著)

2020年9月30日

片麻痺者の麻痺側上肢の動作学習場面における作業療法士の思考・実践過程の分析

片岡聡子, 箭野豊, 白石かおり, 萩原健二, 井上美和, 畑田早苗, 宮口英樹

土佐リハビリテーションジャーナル 10 9 - 16 2016年

統合失調症患者の歩行の特徴について 自己感と歩行能力・足底触圧覚の関連性

萩原 賢二, 畑田 早苗, 片岡 聡子, 箭野 豊, 稲富 惇一

日本作業療法学会抄録集 53回 OH - 4 2019年9月

性質の異なる運動イメージ評価の相関関係の有無について

稲富 惇一, 畑田 早苗, 萩原 賢二, 箭野 豊, 片岡 聡子

日本作業療法学会抄録集 53回 PP - 1E01 2019年9月

高知県の放課後児童クラブの現状と作業療法士による支援ニーズ

細川 かおり, 篠田 かおり, 片岡 聡子, 畑田 早苗, 小林 隆司

日本作業療法学会抄録集 53回 PI - 1C02 2019年9月

高校生への作業療法の社会的認知度を上げるための一考察

畑田早苗, 井上美和, 白石かおり, 福岡知之, 片岡聡子

土佐リハビリテーションジャーナル 9 31 - 38 2010年

職業アイデンティティ育成に向けた取り組み-高校生に作業療法を紹介するDVDの作成の取り組み―.

畑田早苗, 北野知地, 坂東奈保子, 福本倫之, 百田貴洋, 中島聡子

土佐リハビリテーションジャーナル 7 11 - 17 2009年

発達障害児の保護者のための子育て支援講座の開催 対児感情とストレスへの効果

片岡聡子,灰谷孝

高知県作業療法Vol.1 p.11-17 2021.8.13

■主な講演・学会発表
重度片麻痺者に対するActivityの一考察~姿勢定位と視覚探索を考慮した関わり~

第8回四国ブロック活動分析研究大会 2018年12月

活動分析とADL

第8回四国ブロック活動分析研究大会 2018年12月

息を合わせて擦ってみよう-洗体動作を用いたアプローチで靴下履き動作が可能となった一症例-

第30回活動分析研究大会 2018年5月

活動分析と作業療法

第28回四国作業療法学会 2018年1月

タオル擦りを用いたアプローチ‐靴下履き動作が可能となった一症例ー

リハビリテーション・ケア合同学会 2018年

息を合わせて擦ってみよう-洗体動作を用いたアプローチで靴下履き動作が可能となった一症例-

第7回四国ブロック活動分析研究大会 2017年

うどんづくり~末梢からの感覚入力を通して~

第7回四国ブロック活動分析研究大会 2017年

高知県における育児中の作業療法士の生涯学習への取り組みの現状について

第51回日本作業療法学会 2017年

幼児に対する“雑巾がけ”の身体機能へ効果

第50回日本作業療法学会 2016年9月9日

脳卒中患者に対するCoupling Activityを用いた治療効果について

第6回四国ブロック活動分析研究大会 2016年