現在学内実習中の4年生理学療法学科のグループは、8月2週目の学習テーマとして脳卒中を取り上げました。
週の後半には、班に分かれて患者さま向けの「ホームエクササイズの作成」に取り組みました。
最終日は発表会。班ごとに、デモンストレーションを行う学生と、パワーポイントを提示する学生とに分かれました。
デモンストレーションを行う学生がホームエクササイズを実演している間、パワーポイント担当の学生が、エクササイズの写真に目的を添えたパワーポイントを映しました。
パワーポイントは患者さまに渡す冊子の代わりのようなものです。
考えを練ってホームエクササイズを作成したつもりでしたが、デモンストレーションの後には、「この机は病室(寝室)の何を想定しているの?」「つま先が床に引っかからないように、つま先立ちよりもつま先を上げる動きが重要では?」「階段を利用してのエクササイズは、転倒のリスクがあるのでは?」など、クラスメイトや先生から矢継ぎ早の質問を受けていました。
「きついなあ..。」というつぶやきが、クラスメイトの中から漏れていました。しかし、一つ一つの質問は、エクササイズの内容を磨き上げるブラシの毛の一本一本のようなものです。完成したホームエクササイズの冊子を患者さんにお渡しする場面が浮かぶのか、”緊張の時間も楽しみのうち” のような顔をしている学生もみられました。
指導を担当した渡辺先生は「その患者さんの為だけに、一生懸命考えたプログラムをお渡し出来るようにしよう。患者さんから信頼される大事な一歩になるから。」と学生に言葉掛けをしていました。
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