本校作業療法学科の箭野豊先生を筆頭研究者とした論文「Olfactory Stimulation with Japanese Soy Sauce Improves Upper Limb Performance.」が、科学誌『Occupational Therapy International』に掲載されました。
内容は「醤油の匂いが上肢運動機能を向上させる」というものです。
臨床現場で働いていた際、頭部外傷の患者さんに作業療法として「調理活動」を導入した先生は、特に調理中の食べ物の匂いが運動機能を改善することに気づきました。
それをきっかけとして、所属する高知大学医学部統合生理学講座(博士課程)で嗅覚の研究を行い、今回の論文掲載に至っています。
掲載元(Occupational Therapy International)では、「Featured Articles(注目の論文)」という項目に2番手として挙がっています。(2019.11.5現在)
嗅覚と運動系の研究は世界的にも少なく、今後の箭野先生の活躍が期待されます。
詳しくは以下をご参照ください。
(掲載元)https://www.hindawi.com/journals/oti/
(英論文)https://www.hindawi.com/journals/oti/2019/2748721/
以下のHPでも論文掲載について紹介されています。
・高知大学
また、医師・医療従事者向けのサイト「Medical Tribune」(会員登録制)でも論文が取り上げられています。
こちらは日本語の解説文が掲載されています。
https://medical-tribune.co.jp/news/2019/1029522006/index.html?_login=1#_login
https://wp.me/p8ZzAS-TP